ディーゼルエンジンの特徴は大きなトルクを発生させることができることと、熱効率の高さにあります。振動やエンジン音が大きくなるといったデメリットもありますが、力強さと燃費の良さを必要とする産業用の車両には適しているエンジンです。したがってトラックなどの大型自動車やショベルカーやクレーンなどの大型建設機械、船舶、鉄道車両などといったもののエンジンとして広く採用されています。
これらの車両等のエンジンには大きなトルクが必要になることはいうまでもありませんが、ほとんどが経済活動に直結する分野で使用されているものですので、コストの面も重要な要素になってきます。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて高い耐久性が求められているため、制作時のコストは高くなってしまうのですが、燃費効率の良さに加え、ガソリンよりも価格の安い軽油を使用することから、ランニングコストはガソリン車よりも軽減されるのが大きな魅力なのです。
また最近では窒素酸化物や硫黄酸化物といったディーゼルエンジン特有の有害な排ガスの排出量を、ガソリン自動車並みに減少させた新しいディーゼルエンジンが開発されたため、ヨーロッパを中心に普通乗用車にも広く搭載されるようになっています。